またしても板書論
そもそも
「板書は成績の向上に関係性があるのか」ですが
答えは「関係性はあります」
板書によって授業がわかりやすくなるのであれば、間違いなく関係性はあります。
教え子が来塾して生徒指導のアドバイスなどを求められました。それがきっかけで板書論に発展した訳ですが。。
板書論の前に
「黒板とホワイトボード」はどちらが良いのか?
これは答えが分かれそうですが、私の意見は
「見易さや綺麗さであれば黒板、書きやすさや利便性であればホワイトボード」です。
学校では未だに黒板を使用している(筈)のですが、その理由は見易さでしょう。ホワイトボードは斜めから見ると光が反射して字が見えにくくなりなります。また、色によっては正面からでも見にくくなります。しかし、黒板は光の反射が無いのでどの角度からも見えやすく、また、下地が緑色なので目に優しいとも言われています。では、このように黒板には利点が多いのにも関わらず、どうして多くの学習塾がホワイトボードを使用しているのか。それは「書きやすさ」が最大の理由だと思います。ホワイトボードは普通のペンを持つもち方で書くことができるので誰でもそれなりの上手さで書けます。鉛筆やボールペンを使えない人はいないでしょうから殆どの人は書けるわけです。つまり、ホワイトボードは誰も書ける半面、初心者でも誤魔化しがきくのです。アルバイト講師を採用しても板書の練習に時間を要さない、運営する側からするとそういう面もあります。しかし、黒板の書き方はホワイトボードと全く違います。チョークの持ち方も書き方も全く別です。慣れるまで1ヶ月なんてザラです。私は家に練習用を購入したので2週間で慣れましたが、普通の人はそうはいかないでしょう。
まとめると、書きやすさや利便性からホワイトボードに軍配が上がりそうですが、黒板の字写りの綺麗さや見やすさを考えると複雑な気持ちです。あとは、黒板はチョークの粉と掃除の時間がネックになりそうです。
さて、ここからは本題の「板書」論
アドバイスを求めに来た教え子。板書時間は長くて5分らしい。その時間で板書するように指導されたらしいのだが、5分で板書はできるのかできないのか。答えは「5分と決まっていればできる」です。
しかし、休み時間の5分なんてイレギュラーがあれば0分になったりします。だから5分で板書なんいうのはあまり意味がありません。それならば、1分で書ける板書を考えて味付けは授業進行併用で書けばいい。Youtubeで全国塾講師模擬授業の映像を見たことがありますが、お決まりのように板書が無い状態から授業が進行しています。現場サイドで考えればこれが普通であり、板書を追及するのであれば0からの板書でしょう。何でもかんでもコンテストではないが、板書コンテストだってあります。時間をしっかりかけて板書してそれを審査して何の意味があるのか。実情に合わないコンテストは生徒のためになんてなってやいないし自己満足。それなら、授業の流れの中でいかにコンパクトに要点をまとめて板書を進めていく、これこそが「良い板書」ではないだろうか。
そういう意味で、私の考える究極の板書は「書かない」ことである。授業中に全く書かないというわけでななく、進行しながら板書をして解説をしていくのが理想だと思っている。たかが板書ではない。板書を見ればその講師の力量が丸見えです。授業の目指しているものが丸見えです。
絆は板書に拘ります。色使い、太さ、書く場所、書く内容、そこから更に深く「話す内容」「説明方法」「話す時間」「書く姿勢」などなど細かく論議します。だから「分かりやすい」なんてのは当たり前です。
たかが板書、されど板書
0からの板書が良いといいつつも、板書で納得させられる分かりやすさを常に求めていきたいですね。しかし、板書で誤魔化すようになっては駄目。常にシンプルで分かりやすい授業、無駄の無い授業、コンパクトな授業、それが私「絆」の理想です。

