日々勉強なり

我が母校、福島県会津高校
何故か「論語」の「学而(がくじ)」が好きである。

子曰。學而時習之。不亦説乎。有朋自遠方來。不亦樂乎。人不知而不慍。不亦君子乎。

子し曰いわく、学まなびて時ときに之これを習ならう。亦また説よろこばしからずや。朋とも有あり、遠方えんぽうより来きたる。亦また楽たのしからずや。人ひと知しらずして慍いきどおらず、亦また君子くんしならずや。

「先師がいわれた。聖賢の道を学び、あらゆる機会に思索体験をつんで、それを自分の血肉とする。なんと生き甲斐のある生活だろう。こうして道に精進しているうちには、求道の同志が自分のことを伝えきいて、はるばると訪ねて来てくれることもあるだろうが、そうなったら、なんと人生は楽しいことだろう。だが、むろん、名聞が大事なのではない。ひたすらに道を求める人なら、かりに自分の存在が全然社会に認められなくとも、それは少しも不安の種になることではない。そして、それほどに心が道そのものに落ちついてこそ、真に君子の名に値するのではあるまいか」と訳している(現代訳論語)。

引用 WEB 漢文大系

今思えば面白いほどに「学而」である。
学而会歌、学而食堂、学而図書館、学而プール、学而体育館、、、何でも「学而」がついていた。そういう意味もあって、「論語」の言葉を見るとつい高校時代を思い出す。

コンビニに論語の本が置いてあったのを目にして手にとってみた。そこに「あっ、、」と思う言葉が書かれていたので紹介する。

論語 子張第十九 8
子夏しか曰いわく、小人しょうじんの過あやまちや必かならず文かざる。

「子夏がいった。小人が過ちを犯すと、必ずそれをかざるものである」と訳している(現代訳論語)。

簡単に言うと、ミスを犯したときに人は言い訳をする。その言い訳が4つのパターンで紹介されていたのである。

①単純なミスを強調する
「ケアレスミス」だからと言い訳する。要は集中力が無いということである。
②ミスを人のせいにする
ミスは○○のせいだから、、私は悪くない。。
③ミスを体調のせいにする
今日は風邪気味で、、
④知っているミスとして言い訳する
どうせミスすると思っていた、、、

多くの生徒は殆ど当てはまります。「ケアレスミスだから」と言いつつ、それが真の実力であることを受け入れない。出来ない理由を先生のせいにする。体調が悪いと言って言い訳するが、本当に体調が悪い時に信用してもらえなくなる。ミスしても「どうせ出来ないし、、」といって受け入れようとしない。いずれは社会に出るはずなのに、こういう甘えた思考回路があるのが現実だ。

先日、ある学年でこの事を伝えて説教した。このような行動は自然に体に染みついてしまうから厄介なのである。悪気があってそうする訳ではない。だからこそ、私達が指導する必要があるのだと思う。

ある中3生。入塾してから2回目の定期テストが終わった。入塾当時の点数と順位は塾内で最下位だった。しかし、入塾してから2回の数学のテストは塾内で2回とも1位である。合計点も順位も2次関数のように放物線で伸びている。この生徒は、とにかく素直で勉強が丁寧だ。指示したことをコツコツと守る。大切な事をメモる。今では鉛筆の動きが異常に速いのだから驚きだ。

そう、つまりはミスや出来なかったことを受け入れて言い訳をしないことが大事だと、生徒の行動からも勉強させられている。

勉強を精神論で済まそうとは思わないが、こういうところが大切なのだと最近感じる。自分の指導方法が全てだとは思わない。もっと素晴らしい方法があるのかもしれない。日々勉強である。だからこそ「論語」にも目がとまるのだと思った。

言い訳の4つのパターン。これがどれほど格好悪いか想像出来ますか?
もしかしたら、皆さんの周りにいませんか?

そうならないようにするのも使命かもしれません。

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